DJI Agras T25発表

DJI Agras T25が発表されました！

 

DJIの農業用ドローンAgras T25が発表されました。

液剤タンク20ℓ、粒剤タンク20kgを搭載し、T50（？）というバッテリーでフライト時間が長くなるという特徴がある機体です。動画でしか見ていないので何とも言えませんが。新たな機能や大きな変更点があり楽しみな機体です。

 

DJI Ｔ25紹介動画

＜　新登場 AGRAS T25 - YouTube　＞

 

注目の新機能や変更点を4つご紹介します。

 

一つ目は、液剤散布にアトマイザーを採用した事です。

これまでのAgras機はノズル式でしたが、T25はアトマイザーを採用しました。

アトマイザーになって噴霧制度がどこまで良くなるのかは分かりませんが、ノズル式に比べて掃除が格段に楽になることは間違いないと思います。また、農薬の凝固によるノズルチップの詰まりも解消されるので今年多発したノズル詰まりはなくなりそうです。

 

二つ目は、FPVジンバルカメラでマッピングできる事です。

ジンバル搭載のFPVカメラで飛行しながら写真測量ができるそうで、事前の測量作業が必要なくなるそうです。

どこまで使える便利な機能なのか分かりませんが、とても興味のある機能であることは間違いないですね。

 

3つ目は、ビジュアルセンサーの搭載です。

マビックやマトリス、インスパイアなどで培ってきたDJIのビジュアルセンサー技術が農業機にも採用されました。

これまでのレーダーによる障害物センサーと合わせてビジュアルセンサーがあることで、より安全な飛行ができるのではないでしょうか。

 

4つ目は、粒剤散布装置です。

大小二つのシャッターを付け替えることで、様々な粒剤の大きさに対応できるようです。

直径5ミリ程度の肥料から、細粒の除草剤や、今後主流になるであろう直播の種子にも高い精度で散布できるのではないかと思っています。

当社では今後、ゴルフ場での肥料散布を計画しているのでここが一番気になるところです。

T10-30で採用された粒剤散布装置Ver.2.0はとてもよくできていましたが、それよりも上回る性能であって欲しいです。

 

その他にも、マニュアルモードで新しい機能が備わったという情報があるので、早く実機を飛ばしてみたいですね。

 

来月にT25の教官と整備士の講習に行って飛ばしてきますので、感想や詳しい内容をブログにアップしたいと思います。

 

機体の発売は2024年1月からです。